Airbnbでとある民家に宿泊しようとした女性テスだったが、予約していた家にはすでに先約として男が滞在していた。え…。どうやらどちらの予約情報にも間違いが無いらしく、不動産側のダブルブッキングのようだった。周りは治安が悪そうで他のホテルも満室。仕方なくテスはキースと名乗る男と同室になるのだが、ここから本当に予想もつかない恐怖に巻き込まれるのであった…な話
私は不勉強ながら知らなかったんですが、好事家の間で密かに公開が待たれていたという予想を裏切り続けるエクストリームスリラー。「民泊したらダブルブッキングで先約がいた」「周りに別の宿無し」「初対面の男は優しいが…」という明らかにホラー映画のために作られたようなシチュエーションながら、おいおい！嘘だろ！？何が起きてるんだよ！え！？ギャー！ん！？何で！？おいやめろ！ばか！カス！ふぅ〜終わった…て感じで、嵐のように過ぎ去っていきました。おもろい！
全てを説明せずにパズルのピースを少しだけ見せて全体像を把握させる巧みな構成力と、前半の設定がほぼ無視されて方向転換していく急展開に次ぐ急展開、そして見たくもないものを見させられるかなりの精神的なきしょさなど、ホラーやスリルと言った点で高い水準で楽しめますが、気難しい人や綻びの無い美しいストーリー展開が好みの方からは微妙に思われるかもしれません。まあ細かいことは置いといて、残酷描写もかなり熱いので一見の価値はあるかなと思います！敬具
