Ki64

バーバリアンのKi64のネタバレレビュー・内容・結末

バーバリアン(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

変化球が効いてて、なかなか面白かったです。

冒頭、女性が宿泊にきたときの手違いの様子や既に宿泊している男性、警戒し合う二人ですが徐々に打ち解けていく様子とか丁寧で、入り込みやすい。
途中主人公が切り替わるのも飽き回避で面白いです。ちょっといきなりすぎてビックリするけどね。

ホラー演出や先の展開等も奇をてらってる感じが好感触。
色々観ているんだな~ってのと、こちらを楽しませようとしてるのが伝わってきて嬉しいですw

ちょっと勿体ないなぁ~と思ったのが、中盤までがホント先の読めない展開で楽しめたんだけど、そこからラストにかけてワクドキが尻すぼみになっていったように感じた部分。
ラストシーンの男の行動とか『うわ、マジか』ってなかなかビックリしたけど、真相が判明するまでのワクドキよりは数値が低いと言うか。
コレが右肩上がりな展開になっていたら最高でした。


個人的にとても好きだった部分が、地下が二重構造になっていた部分。
先に男が地下室の様子を見に行って呼びかけに反応しないシーン、やっぱり男が犯人だったのかとか、もう既に何かされたのかとか色々予想してたのに対してもう一段階あったとは、まさかすぎて驚いたwそりゃ声も聞こえないわw

そしてその地下のシーンの不気味さがホント好きだった。光が届かず視界の悪い中先の方で何か蠢くものだけが見えたり。そしてソレが急にきてビビらせるんだろうなと思ったらそんなこともなく。

尻すぼみな展開が勿体ないな〜と思ったけど色々良い部分もあった1本でした。
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