ユリアン

VESPER/ヴェスパーのユリアンのネタバレレビュー・内容・結末

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

若干テンポゆったり感は確かにあったけど、異世界の映像を観ているだけでいくらでも面白いから気にならなかった。キモ!と綺麗!のミルフィーユ。機械工学が生体利用みたいな方向に進化してる表現が、おもしろくてグロくて、エヴァが破損すると白子出てくるのを楽しく見てた(?)人間的には最高だった。壊れちゃった地球の限界ディストピア映像ってなんでこんな惹かれるんだろう。
悪役のおじさん、ずっと悪役だったけど、最期に家の中の人と一緒に映るシーンを見ると、この環境でのこの立場に大きな責任感を持っている人なんだなという(好)印象を受けた。子どもでも惨殺したりしてるけど、こんな社会に人権なんてもう存在しないだけだよねって。人はどうにか生存するための弱肉強食世界に回帰し、強い群れに所属する社会性動物となる。
ジャグのエロ描写はあんまりいらないんじゃねえかなと思ったけど、クローン人間と主従関係を作って性的にも利用することに対する倫理的問題を突きつけている目的だったのかな
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