出自をめぐる話で、細い手がかりを辿っていく感じも含めて『砂の器』みたいだと思った。説明しすぎないスタイルで観ていて心地よかった。炎上するバスの画の力強さよ。
レバノンね。なぜ現地でもフランス語?と…
やはり映画は“恐怖”だ。
そして“恐怖”は技術である、と言う事を改めて痛感した。
この監督、この頃は凄かったんだなあ。
若干、とっつき難く、入り込むのに時間が掛かる作風だが、一旦引き込まれると、時…
時として、知らない方がいいこともある。
ワジディ・ムアワッドの「戯曲」という舞台作品を映画に変換したという作品。
物々しい音楽と共にシークエンスごとに題が赤い文字で映し出され緊張感たっぷりに物語…
見終わると変に頭が冴えていたぐらいの圧巻、衝撃的な作品だった
ハリウッド進出以前の作品であり、少し話のスピードが悠長に感じられ、母ナワルが見て来た視点と娘ジャンヌが亡き母の足跡を追う視点と混在もす…
すごいもの観てしまったなー。冒頭の丸刈りにされている少年の眼差しで、あ これは名作だなと予感。エンドロール終わるまで、呼吸を忘れたかのような衝撃、脈拍早くなってたように思う。映画館で観れてよかったで…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
宗教対立が原因で夫を失い、また息子と生き別れになってしまったナワルの過去と、その過去を辿る双子の姉弟の話。
本作では、紛争により生まれる筆舌に尽くし難い結末に対する全否定が行われ、また愛を与え許すこ…
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