フローリア

女経(じょきょう)のフローリアのレビュー・感想・評価

女経(じょきょう)(1960年製作の映画)
4.5
オムニバス作品で、市川崑が監督した第二話が最高に好き。
他の話も好きだけど第二話だけ何度も観てる。
山本富士子が美しいこと。幽霊みたいな登場の仕方をするけどノイローゼの人気作家が海で突っ伏してる状況もなかなか非現実的。
山本富士子がいちいち芝居がかっててもはやコントに近い。
死にそうだった男が彼女と出会ってから急に元気になっているのがわかる。
女をちゃんと胡散臭いと思いつつもウキウキしている。
女が裸で風呂に入って来るシーンがあるけどあれは全裸なんだろうか?
後半で野添ひとみが服を脱いだ山本富士子の胸と自分のとを見比べるシーンがあるのでおそらく巨乳設定なんだろう。
これで男を落としてるんだな、と作家も女の作戦には気付いてるんだけどもうブレーキが利かなくなる。
この話の魅力はやり手の山本富士子に対して作家役の船越英二も騙されっぱなしではなく負けていないところ。人形みたいな容姿端麗さも互角。
そういう相手が現れるのを女はずっと待っていたのでしょう。
この二人をずっと見ていたい気持ちになる。
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