よーだ育休中

シャーキュラ 吸血鮫のよーだ育休中のレビュー・感想・評価

シャーキュラ 吸血鮫(2022年製作の映画)
1.0
遥か昔、民衆たちは立ち上がり、恐るべきドラキュラ伯爵を街から追い出すことに成功した。手負いの伯爵は断崖絶壁から荒れた海へと落ちていく(火サス?)が、人智を超えた闇の力によって伯爵は生き延びた。街に暮らす人々の運命や如何に。


◆ SHARKULA ~♪

誕生日にDustin Fergusonを見た阿呆が、今度は結婚記念日にMark Poloniaに手を出しました。しかもPolonia作品デビューです。おめでとうワタシ。2023年、本当に迷走しております。

かねてより(悪い)噂だけはよく耳にしていましたM.Polonia監督。噂にたがわぬその実力、ちゃんとク●映画でした。画質が悪い。俳優も悪い。何をやってるのか意味がわからない。もし今作を昨年観ていたのなら最低の映画、最低の監督としてワースト認定していたでしょう。D.Fergusonを知ってしまった以上、M.Polonia監督は決してワーストにはなれません。おととい来やがれ。


◆ SHARKULA ~♪

まず、世界的に有名な古典モンスターである《吸血鬼ドラキュラ》と、B級モンスタームービーの代名詞ともいえる《サメ》をコラボさせた企画に拍手を送りたい。

ジャケ写のクオリティがマックス。本編に登場するモンスター《シャーキュラ》が低予算クオリティであることは想定の範囲内です。しかし、今作はむしろサメを出した事を褒め讃えたい。《サメが空を飛ぶ》ことや《サメなのに血を吸う》設定に野次を入れるつもりもありません。あ、『吸血鮫』なんて邦題で煽ってましたけど、血なんか吸わずにガブリと丸かじりでしたね。普通のサメや。

《シャーキュラ》である意味は全くなかったと思いますが、遊び心というか『やってみよう精神』は嫌いじゃないです。


◆ SHARKULA ~♪

ドラキュラが影から支配する海辺の街に誘い込まれたオジサン二人。海には怪物鮫シャーキュラがおり、街にはドラキュラ伯爵が棺に引きこもっていて、彼らを信奉するカルト教団が夜な夜な生贄を捧げていました。(たいして可愛くもない、乳がデカいだけの)ヒロインは、ドラキュラ伯爵と彼の下僕から求婚されていました。あれ?設定は意外とちゃんとしてる?

描き方が下手すぎて意味わからなかったけど、サメと伯爵と下僕の三竦み的な設定もあったのかな?伯爵はサメに『お前の言いなりにならない!』的な発言かまして腕を食いちぎられていましたし、サメに齧られたことで魚化した(なんでェ?)伯爵は『魚の手下になった覚えは無い』と下僕から反抗されてブチ切れていらしたし。地味にエラが生えてるのホント草w


◆ SHARKULA ~♪

この音楽だけで加点したくなるものがありました。サーフ・ロック調のメロディにのせてしゃくりあげながら SHAR(⤴︎︎︎)KULA~♪(ファ#)

D.Ferguson監督は本編以外のオープニングとエンディングのクレジットが面白くもないくせに長い。ここ点においてはM.Polonia監督を大いに見習っていただきたい。『時間を無駄にする』という観点からはD.Ferguson監督のやり方が正解なのかもしれませんが。