スマイルのふしんのレビュー・感想・評価

原因不明の怪異に襲われる精神科医の女性。原因が分からず、混乱し、婚約者や姉などに助けを求めるものの、精神病と勘違いされ、まともに相手にされない。親しい人々に距離を取られ、怪異に怯え、精神的にも孤立しつつも、なんとか死を回避しようとする主人公が哀れでした。ホラー演出はわりとベタ、原因の説明もありません。ただ、常識に縛られ、自分が理解できない現象に陥った人を病気・イかれてるとみなし、冷淡に振る舞う人々の姿が、妙に印象に残る映画でした。