トラウマvsトラウマ。
見えるもの、感じること、全ては脳みそが作り出している。
だから科学的には、前半のローズの、医師としての対応や考えが正解になるんだけど、そうなるとこの映画の趣旨はどこなんだろうか。
本人には実在しているんだけど、他者には確認出来ないんだから、本人の脳みそが見せているんだよね。
いやいや、そう言う観点で見ちゃダメってこと？
それなら心霊モノに舵を取ればいいんだけどどうやら違うし。
途中からこの物語はどう言う決着をつけるのか、どういったオチにするのか、そればっかり気になってしまった。
そのオチなんだけど、彼女はある意味、その瞬間は正気だったのでは？と思うと謎が深まって味が出てくる。
反対に、素直に受け止めるとトラウマの連鎖が続きますよーって単純なラストになってしまう。
そのラストに続く軽快なロリポップの歌。
サブタイトルが、誰かと誰かが。
うむむむ。
