このレビューはネタバレを含みます
ジャケ写の笑顔も劇中のキャラクター達も笑顔がひたすら怖い。
自殺の連鎖を起こさせるのが呪いなのか悪霊なのかは知らないけど、それにしてもまどろっこしいやり方だなと。巻き込んでいく人数よりも個人に恐怖を味わわせたいのかが判らん。
主人公が精神科医であるが故、自分にしか見えないものが見えてしまった場合他人からどう思われてしまうのか、そのあたりの事を熟知している。その点が良いスパイスになっていて途中までは凄く面白かったんだけどな。
この手の作品は最後にどう決着をつけるのかが一番重要だと思うのだけれど、あまりに平凡過ぎ。
要は「悪魔を憐れむ歌」のような作品でしたね。