怖いコワイ怖いコワイ怖いコワイ…!!!!!
ちょっと大当たりだなコレ…既に冒頭からそんな気はしてた。”これは来るぞ?来たんじゃない?”って。
…ぇ?ひょっとして、この監督、アリ・アスターが好きなん?ストーリーや全体的な作風はもちろん、独特なカメラワークや隙のないバイオリンの不協和音BGMとかがアリ・アスターみあり過ぎだと思ったよ。
あのシーンとか『ミッドサマー』だし、あのシーンだってまんま『ヘレディタリー継承』じゃん?
えっ?えっ?この監督、何者??
違和感から来る心理的な恐怖の演出がすごく良かった。もうずっと嫌な感じしかしない。逃れられないレールの上をゆっくり進んで、後戻りできない。背後から何者かに故意に押されているような気持ち悪さがあった。
これは映画館で観たら確実にくらってただろうな…
暗闇に何者かの気配を感じる。
実は、私が本作で一番怖かったのが、薄暗い中、古びた家のガタガタにヒビ割れてるその壁の模様が人の顔に見えたシーンがあってね、そこで最高にゾクリとしたの。頭の中が恐怖でいっぱいになっていないと、ただの壁がきっとそうは見えなかったと思うんだよね。
悪霊か悪魔か、死神か…
ビジュアルも強烈なものだったなぁ。それもスローにじわじわやってくるあの感じ…ギャー! コワコワコワ
家族の呪い。心の闇。負の連鎖。
ここもアリ・アスターっぽいなぁ…
微動だにせずに笑い顔が止まってる状態ってあんなに怖いんだね。引きつってるようにも見えて。
キャストの演技もみんな良かった。精神崩壊してく様とかリアルだった。
車のあのシーン死ぬほどビビったなぁ。その角度は聞いてないよー!!!勘弁して!!!
終わり方もベスト。あれで良かった、むしろあれを求めてた。ホラー映画好きが喜ぶ後引く恐怖の終わり方を分かっている気がした。
見事、オカルトホラーを求めてた私の心を満たしてくれた良作。
暗闇が怖い…
ぇ…あそこ…に誰か……………
…にっこり♡