※ネタバレあり※
坂元裕二さんの作品って私に刺さるのと刺さらないのがあるのでどうかなーと思ったんだけど
これはすっっごい良かった！
先に言っとくんだけどほんとに見てない人は絶対ここ見ないで前情報なしで見てから帰ってきた方が良い。
カルテットが好きだったんだけど、それと同じミステリーとコメディーと緻密な会話劇と伏線が見事な映画だった。
宮崎あおいさんって最近テレビでは見てなかったけど、久しぶりに見ても良い女優さんだしとんでもなく綺麗。
特に冲方さんと船を遊び回る時のレトロなヘアメイクの似合い加減といったら。
男女の心の動きの揺れを描くのがうまいなぁ。
｢浮気したと浮気しかけた｣と｢ご飯炊けたとご飯炊けかけた｣とか
｢出発したら戻れない｣のが最初の出航の時の意味だったり気持ちの意味だったり
｢体感だと13度｣みたいなちょっとした台詞をさらっと回収したり
ほんとにそこかしこに坂元裕二脚本らしさが溢れてる。
この人の脚本って隅々まで女性に刺さるそれだと思うんだけど、これ書いてるのが男性ってのが信じられない。
それはそれとして私なら炊きかけたご飯の男より目の前の美しいフレンチ男に手をつけるけどな😂
そして坂元脚本は会話劇が1番の魅力で、
その言葉の一つ一つに意味と伏線があるのが面白いし凄いところ。
最後の怒涛の伏線回収が気持ち良すぎたのと、
吉沢亮のキスシーンが良過ぎたので一気に最高評価。韓国作品以外でこんなにときめいたの久々。
マジで配信作品から邦画や民放に戻れない…
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脚本⋯1
演出⋯1
キャスティング・演技⋯1
音楽・美術・衣装⋯1
ハマり度⋯0.9
