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Dr.コトー診療所のokappaのネタバレレビュー・内容・結末

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

友人に誘われて鑑賞。ドラマは少し観たな〜くらいで、本作に思い入れがないことが1番の要因とは思います。わりと苦手でした。

代わりがいない人員が少ないなど、離島医療の現実ということではあると思います。とはいえ、コトー先生がスーパー過ぎるし結末あたりもかなりフィクション感が強過ぎる。現実をしっかり描くなら、コトー先生が病気で倒れるのではなく、結論や解決が難しいにしろ今後の島の医療をどうするのかをしっかり検討話し考えて欲しかったなと。島の人々が全然真剣に取り組まない、(コトー先生の犠牲の上で)現状成り立ってるからいいや〜感がすごく苦手です。本人犠牲と思ってないですけど、事実現実は犠牲に他ならないなと。

本当に判斗先生が言う通りで、コトー先生に頼りすぎですり減ってる先生を酷使がすごい。20年間対処もせず先生に頼ってきて、心配蘇生一つ誰も手伝えず包帯を巻くこともできない。台風災害渦中にコトー先生が倒れた後の、みんながボーゼンとしてるだけのシーンが長くてここが1番不快でした…。早く終わらないかなと思ってしまった。

判斗先生のセリフがあるので、意図してその上でこういうストーリーなのだとは思います。けれど、だとしたらラストも判斗先生残ってくれてありがとうじゃなくて、離島医療のこれからについて考える医師になってくれるとかの方が良かった。たくさんの古参キャラを出して、幸せなエンドにしたくてが先行したように感じました。とにかく、合わなかった…。

問題意識があるのに結局みんな変わらず幸せです〜ってエンドが腑に落ちない。
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