東京MERなみのこれでもかという次から次へのドラマティックなシーンを孤島で作ってはいたが、そこまで必要なのか？無理がありすぎでは？という気持ちが正直なところ。
孤島の医療を支えるシステムへの鋭く苦い指摘のシーンはとても良かったが結局そこは最終的にはうやむや、というか、人と人とのあたたかい交流を島のメリットにするあまり島民の多くがパリピ並みに陽キャでそこも引く。
ネタバレ
白血病を治そうとしないコトー先生もこの映画のよくないところだと思えた。誰も代わりのいないシステムの問題をもっと追求すべきなのかもしれないが、とにかく自分の治療を考えないと救われた命もずっと負い目を感じながら生きることになるのでは？
あれだけ死亡フラグを立てておいて実は生きていたというラストも、焦らしたうえで感動を作ろうとする無駄に過剰な演出だ。
孤島での医療で深く考える話は他にもある気がしたがドラマで出尽くしたか。
