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チケット・トゥ・パラダイスのkotのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

パケ写通りのハッピーテイストな作品だった。
ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツ、そして自然豊かで色鮮やかなバリ島の景色が組み合わされば、ある程度のクオリティは約束されたようなもの。
元夫婦だとか、娘のスピード婚といったような内容は、正直なところ後付けのトッピングのようだった。
それにしても、弁護士を目指して長年ひたすら勉強していた娘が、卒業旅行でバリ島に行き、あっさりキャリア有望な未来を捨ててしまうのは、なんだかモヤモヤした。
作中で娘本人が発言しているように、恋は一過性のもの。22歳かそこらの男女が交わす永遠の誓いに、どのくらいの信憑性があるのか。結婚しないで遠距離恋愛のままではいけなかったのか?
スピード婚の必要性を感じない以上、両親が反対するのも無理はない。
どちらに感情移入すべきか、観ていて迷ってしまった。

ジュリア・ロバーツは都会的なファッションも、カラフルなエスニックファッションも似合っていて、さすがの存在感だった。
しかし、たるみもなく、顔もスタイルも美しいがゆえに、肌の小皺につい目がいってしまった。
その点、ジョージ・クルーニーは顔の皺をも貫禄にしていて、やはり男性は得な気がする。

バリ島には以前、旅行したことあるけど、あんな儀式や景色があるとは知らなかった。
(と書いて調べたら、あのロケ地は本当はオーストラリアのクイーンズランド州だったらしい…)
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