可妖子ちゃん

エゴイストの可妖子ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

エゴイスト(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛とエゴ。
各方面への愛であったり、愛の形であったり、エゴであったり…
龍太のお母さんが浩輔に、龍太との会話を打ち明けるシーンはとっても胸が苦しくなった。大切な人のことなのに、ごめんなさいって言わなくても良い社会になっていってほしい。
与えることで満たされてエゴを感じるけど、現実はそううまく回らなくて、お金どうしようってなってるところに、お母さんの病気。いろんな感情になったと思う。愛する人の母であり自分の母のような、そんな人だから悲しくて辛いけど、どこかでお金の心配をしなくてよくなる安堵感だったり罪悪感や劣等感に押し潰されることだろうと思う。
自慢の息子なんですって言われた時、認めてもらえたんだって気持ちと、自慢の息子と胸を張っていられるように、と前向きな気持ちが眉毛を描くシーンに繋がったのかなと思った。
愛って深いなぁと思った作品だったなぁ