監督 松永大司
エゴと愛はイコールではないけど、同質ではあるんだよね。
与えるのもエゴだし、求めるのもエゴだし、尽くすのもエゴ。
エゴをぶつけ合って、受け止め合えるのが愛のある関係って言うんだよね。
だってエゴの無い関係は、つまらない。
それは、恋人や夫婦でも、親子でも。
この作品は、日常のちょっとだけ行き過ぎたエゴを描いているんだ。
ノーカット長回しを手持ちカメラをぶん回しながら撮っている。それがより臨場感を増して、ドキュメンタリーのような雰囲気になっているんだ。
鈴木亮平の微に入り細に入りの演技を前にして、撮影陣はすんごい緊張感だったんだろうな。
エゴイストというタイトルを噛み締めながら観るべし。