優しい映画だった。
ここのところなんとなく悲愛ものを観たい気持ちになれなくて（加齢かな）、興味はあったけどしばらく劇場に足が向かなかった。あらすじ読む限りどう考えても悲しい終わり方っぽかったので。
でも1日という割引価格に背中を押されて観に行った。観に行ってよかった。
泣き崩れて立ち上がれなくなるところと龍太母に例のものを渡すとこの演技はちょっと息を呑みました。批判も多かったっぽいカメラワークだけど、演技との相性が良かったのかな。いや上手かったというのはもちろんだけど。
気になって原作小説を読んだらだいぶ印象が違った。映画よりももっとコウスケが自分のエゴに自覚的で最初からそれを分析して説明してしまうので、結果読者の感情移入を完全に拒否しており、それに対して映画はうまくやったなぁと思いました。映画→原作、がオススメ。
