このレビューはネタバレを含みます
鑑賞記録です。
序盤と、中盤からが面白かった。
中盤からのためにも前半の厚みが必要だと思うけど、なんだか想像通りに順当に進むしあまり危うさも感じられなかったので、別のやり方でビビットに刺さる何点かで記憶に残して欲しかった。
全体的に淡々と進むテンポと、アップが多い画角がマッチしていない感があったけれど、その違和感は狙いなのでしょうか。うーん。
最初りゅうたはお金目当てなようにみえて、なかなかそのイメージが拭えなかった。画に映るのはずっと良い子で、むしろ何か綻びがみえたほうが愛せたと思うけど、そうすると主人公のエゴイストの面を邪魔してしまうんだろうか。
鈴木亮平さんも、後半の阿川佐和子さんも凄いと思う。けれど、葬儀のシーンでは、こうすけのショックをたたせるためだとしても母の気落ちが少なすぎる気がして気になりました。