このレビューはネタバレを含みます
浩輔の愛は単なるエゴではない。
それと葛藤している姿こそが愛だとわたしは思ったよ。
エゴという言葉を調べたら、「相手が自分の利益だけを考えてとった言動や行動のこと」と出てきたけど、この映画に出てくる3人はお互いにお互いを救っているから、なおさらタイトルの意味を考えてしまった。エゴ=愛なんではなかろうか。愛なんてそもそもエゴから始まるんではなかろうか。エゴのぶつけ合いなんではなかろうか。(なかろうかゲシュタルト崩壊)
龍太への愛も、お母さんへの愛も、行為だけをみればそれは「エゴ」という名前がつくかもしれないけど、その奥には、何重にも何重にも重なった愛がみえたよ。
大切なひとの大切なひとは、大事だよね。
天国ではきっと浩輔さんのお母さんが龍太の面倒を見てくれているね、というお母さんの言葉に涙。ほんとに絶対そうだもの…もう終始涙涙。
受ける側が愛だと思ったのなら、それは愛。またひとつ新しい感情を知れました。映画よありがとう。
鈴木亮平が笑っているときも表情は泣いていて、やっぱりすごい俳優だなと思った…