このレビューはネタバレを含みます
心がバクバクしている
「まだ、帰らないで」
与えたものが愛を何かは分からなくても、受け取った人がそれを愛とする、か
カメラワークが映画的には不自然なようにも感じるが、人の目線として非常に自然な感じで「まるでこういう誰かの日常がある」と錯覚させるつくりだった。宮沢さんのさまざまな「笑顔」が、観てる人を引き込むなあ
ドリアンさんはどこでも変わらずそのままで、嬉しくなった。もう少し色んな面が見られてもよかったのかもしれないけれど、あの飲みのシーンとかお茶するシーンしかない感じ、「切り取ってる」感が余計あったのかな、とも思う。
鈴木亮は言わずもがな、だった。お葬式で倒れ込んでしまうシーンが印象的で、ゾワッと鳴りながら涙がダバダバ出てきてしまった。あれは刺さった。
ただの人間関係複雑なメロドラマ(同性愛ver.)では全くなく、出てくる表象すべてに意味を見出してしまう色だった。すごい