鈴木亮平すごいな…
ゲイっぷりのナチュラルさ。
ちあきなおみを熱唱したり、
イデミスギノのケーキを熱く語ったり。
そのなりきりぶりに脱帽。
イヤミな衣装とか、
マンションのインテリアとか、
不穏な感じがプンプンするけど、
母の喪失を引きずって、
愛を求めて(与えて？)彷徨っている。
相手役の宮沢氷魚も良い。
この小悪魔、
いつ牙を剥くんだろうと思ったら、
本当にピュアな良い子でした。
でもあざとさもチラリと見せつつ。
そして阿川佐和子の素の感じもまた、
まるでドキュメンタリーのように、
観る側に臨場感を与える。
この3人がピタリとはまっている。
予期せぬ展開にうろたえるが、
「エゴイスト」の意味とは何なのか？
愛は求めるのか、与えるのか。
自己満足なのか、献身なのか。
色々と考えさせられた。
