『ハイブランドの服は鎧』なのだけれど、裸になったときのあまりの人間さに打ちのめされるくらいよかった
一枚ずつ、脱ぎ捨てても大丈夫な関係性になっていく
激情の恋から失われる愛の話になっていくさまが見事でずっと泣いてしまった
映画館で見たら歩けなかった気がする
一生忘れられない好きだった人を想っていた
あの恋に、世間的に批判の目線と経済やなにやらが重なったらよりしんどい そこは想像でしかなく、実在に沿う描写に想いをはせるばかり
鈴木亮平、すげえな、なんであんなことができるんだ 〝人生〟のすべてを見てきたのか
宮沢氷魚の透明感は魔性だけど、親近感のある魔性(やったこともやられたこともある)具合のバランスがすごい
阿川佐和子、ああであるなら〝演じる〟とはなんだろう、と思わせるほどの巧みさでした
