どんとこい侍

エゴイストのどんとこい侍のネタバレレビュー・内容・結末

エゴイスト(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2024年5月、WOWOWで視聴。

誰にとっての「エゴ」なのかなと思ったけど、恋愛も親孝行もエゴだもんな…。宮沢氷魚さんは色素の薄さにも驚きだけど骨格も美しいな。鈴木亮平はどんな役でもこなせるのほんと凄いな…今作ではファッショナブルな衣装が似合う。冒頭「紺と白とベージュのセンス分からん」って言ってたけど、ベッドシーンまさにその色では…?

定点カメラじゃないし会話が自然すぎて芝居というよりドキュメンタリーのよう。展開が急で感情が追いつかないのも人生って感じする。「僕が買ってあげる」「一緒に頑張ろう」ってもうほぼプロポーズではないか????ほぼ中卒で1人頑張ってきた龍太と共に泣いてもうた。お母さん一切出てこないから本当なんだろかって疑ってたらちゃんと出てきて安心した、嘘じゃなかった。誰も裏切らない。
天国があるって何となく思ってる龍太の言葉、伏線だったのね…龍太と龍太母は心とか優しさとかあったかさが似てるんだなって感じる。好きな人に寄りそう覚悟があるお父さんと浩輔さんも似てたんだなってジーンとした。

すっかり日常を知ってしまってるから、眉毛決まらない日もあるよね~ってわかる。それにしても好きな人を亡くしてその母も看取るって相当ヘビーだよ( ; ; )この先、浩輔さんどうするんだろ…今のところ健康そうだけど、ゆくゆくはお父さんと2人で暮らすのかなぁ…

田舎に帰る時ちょっと武装する気持ちわかる。それが化粧だったり子供だったりブランド品だったり人によって違うだけで、身を守る何かがないと生まれ故郷では昔の自分のままなんだよね。
あとお金の面がちょっと気になってしまった。お母さん何かしらの手当貰ってないのかな…月10万結構多くないか…