ヴレア

女囚さそり けもの部屋のヴレアのレビュー・感想・評価

女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)
3.3
シリーズ3作目。
前作は白石加代子のぶっ飛び演技とロードムービー的な面白さが炸裂していた。本作はそこまでの勢いは無いものの、さそりが孤独に彷徨う様を延々と描いているので思わず応援したくなるそんな物語だった。

冒頭、さそりが電車内で刃物を振り回し、手錠をかけられた警官の腕を切り落としてそのまま逃亡!「怨み節」が流れる中、腕をぶら下げたまま白昼の街中を駆け抜けるという破天荒さ。さらに墓場で血みどろの腕を口に咥えているさそり。いやいや、何やってるん?傍から見たら怖過ぎ。笑

その後はさそりがヤクザに捕まったり、警察に追われたりといつもながらの展開。
そんな彼女を唯一助けてくれるのがユキという女性。彼女の生き様もなかなか壮絶だった。
さそりは今回も台詞ないのかなと思ったら、2回くらい喋るシーンがあったのが意外だった。
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