1960年代のムーブメント《スウィンギング・ロンドン》…音楽の代表格がビートルズならば…ファッションは……"マリー・クワント"…彼女のドキュメンタリー作品です…。
“Fashion is not frivolous.
It’s part of being alive today.”
ー MARY QUANT ー
ファッションはお飾りではなく…
人生の一部だ…。
50年代はオートクチュールの黄金期…ディオールが一世を風靡した戦前の世界を懐古するデザイン…。
しかし60年代に入ると…エレガントの美学はもはや時代遅れ…ストリートから新たな価値観が生まれます…それを象徴するのが…ミニスカート…。
ミニスカの生みの親でモッズの先駆者がマリクワです…。
窮屈ではなく、自由で解放されたファッションを楽しむことが大切…カジュアルでよりセクシーに…。
彼女の協力者には強力なふたりの男性…ひとりは公私共に人生のパートナーでもあるアレキサンダー…そしてもうひとりはビジネスパートナーである実業家のアーチ・マクネア…ふたりは陰日向となり献身的に彼女を護り尽くします…。
特にアレキサンダーはシャイなマリクワの代わりに常に矢面に立ち広報手腕を発揮します…。
彼の公言したエピソードで…「彼女はアンダーヘアーをハート型にカットしている」…は注目を浴びました…。
彼女の関係者たち…当時ツイッギーとよく比較された、私の1つ前のプロフ画像でもある大好きなモデルのケイト・モスやミュージシャン、ザ・フーのピート・タウンゼント、クラッシュのポール・シムノンなどインタビューもとても豪華です…。
私も学生の頃はマリクワには結構お世話になっていて…日本ではファッションよりはメイクアップコスメ…デイジーのロゴがとてもキュートで持っているだけでもᎻᎪᏢᏢᎽ✲(ˊᗜˋ*)✲な気分に…。
兎に角映像が愉しい…モノクロとカラーを織り交ぜたドキュメンタリーではありますが…カット割も上手く、マリクワの配色センスが光ります…ミニドレスもタイツもとっても可愛く、また、白黒のチュニックドレスはとてもchic…。
そして当時の音楽…ザ・キンクス、ザ・フー、ザ・クラッシュ、スパンダー・バレエ…などの曲が素敵…。
その後70年代パンクファッションの到来…女帝ヴィヴィアン・ウエストウッドの言葉がとても重い…。
残念ながらマリクワは今年4月に亡くなられましたっს 彼女の生き様は決してファッションやコスメに興味がなくとも…どんな人の心にも響くものがあると思います…。
カルバン・クライン、マーク・ジェイコブス、アナ・スイにも彼女のアイデアは生き続けています…ෆ*
“Be free, be yourself.”
The eternal spirit of Mary Quant.
『自由に…自分らしく』
マリー・クワントの精神
R.I.P マリー・クワント ꒰ঌ♡⃛໒꒱