『アイヌ神謡集』をこの世に残し僅か19歳でこの世を去った知里幸恵さんと、知里幸恵さんの類まれなる才能を見出し、この本の刊行をすすめた言語学者・金田一京助先生の話をベースに描かれたオリジナルストーリー。
ある程度史実に基づきながらも、事実と違う部分も多々あり、ところどころで違和感ありでした。特にイジメや偏見ばかりがストーリーの中心にあったのも、いかがなものかと思いました。もっとアイヌの人々の叡智などを描いて欲しかったですが、全体としてはわかりやすく描かれていたのではないかと思います。
中でも、幸恵さんの伯母・金成マツ(役名イヌイェマツ)を演じた島田歌穂さんのアイヌユーカラは、素晴らしかったです!