MizueTakadaka

カムイのうたのMizueTakadakaのレビュー・感想・評価

カムイのうた(2023年製作の映画)
2.8
アイヌが口承で伝えてきた叙事詩ユーカラを
初めて文字におこして出版した
知里幸恵という実在した少女を
モデルにした作品

主人公のおばさん役を
島田歌穂さんが演じていたので
アイヌの方々が実際にメインキャストで
演じているわけではないようだ

ありがちと言えばありがちな
ドラマチックなストーリー

伝統文化を誇りを持って伝えていくことの
大切さを描いていて
テーマはとても意義があると思う

島田歌穂は歌がうますぎるのが
逆に気になる(笑)
本物のユーカラ歌いはきっと
こんなに発声がよくないのではないか?

主人公は…アイヌ差別を描いてるせいもあり
心情を押し殺しているためか
どうにもあまり生き生きとした
魅力が感じられず

終盤、ラブストーリーが主軸に
なってくるのだけれども
前半で、その二人の恋愛模様が
あまり丁寧に描写されていないせいか
恋人くんが、そこまでやるって行動が
いまいちしっくりこないところが…

良作だと思いますが
もうちょっと面白く魅力のある作品にも
できたのでは?
素材がいいのでなんか勿体なく感じて
ちょっと残念に思ってしまう…
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