火星

ハンガー・ゲーム0の火星のレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム0(2023年製作の映画)
4.0
オーストラリアで早速観てきました!

前作4作が、最後の一人になるまで殺し合うというバトルが中心だったが、この映画は、のちの独裁者となるスノー大統領の、成長記録のような部分があって、前作4作品のような、バトルを期待していたら、あまりおもしろくないかな、と思った。
もちろんバトルはあるのだが、それほど大げさに描かれてなく、それよりもスノー大統領の青年期の記録のような感じで描かれていたので、物足りなさがあるかもしれない。

それと、バトルを描くというより、ルーシーの歌のシーンが多く、まるで別の映画のようであった。
でも、やはりジェニファー・ローレンスが出ている前作は見ておいたほうがいいかも。見ていたから、分かる部分も多いから。
放映時間も、2時間半超えということで、途中なかだるみっぽくなったが、映画の魅力なのか、面白く見れたのも事実。

バトルのシーンは、やはり前作に引けを取らず、とても惹かれた。ただやっぱり、ルーシーが生き残るという前提で作られているなという感じで、ん?なんで逃げられるの?と思うところもいくつかあった。

でも、ただのバトル映画、ただのスノーの成長映画では終わらない。最後には、あれ?どうしたんだろう?というような場面が出てくるので、そのあたり、今後ここから続編が出るのかも?と思わせぶりの終わり方であったので、続編が楽しみ。

出演者の、スノーの役のトムブライスは結構なイケメンで、嫌味のない顔をしているので、見ていても胸糞感はなかった。髪を切るとまるでエミネムのようで、見惚れてしまう。演技も地についた演技で、若いからと言ってふわふわしている演技じゃなかったのも好感を持てた。
ルーシー役のレイチェル・ゼグラーも、可愛くてか弱い雰囲気が出て、役柄にあっていたと思う。彼女の過去作に出た映画は、なんか弱いイメージがあるのだが、今回はそんな雰囲気の中に、意地悪さや必死な部分が出ていて、良かったと思う。
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