このレビューはネタバレを含みます
前日譚としては無理ないストーリーで、十分面白かった。特に第12地区の男(ルーシー・グレイの相方)が変貌するところを見せておいてからの、自ら変貌していく様は見事だった。
一方、唐突に大規模テロが起きたり、お助けアイテム支給が2回しかなかったり、バトルロワイヤルの終わらせ方がやっつけ仕事だったり、セジャナスの反乱がステレオタイプすぎたり、一座しか知らないはずの湖が整備されすぎていて最後に武器の隠し場所になるなど、いくつか気になる点はあった。
ルーシー・グレイがハンガーゲームの前と後で歌い方を変えていたのは、もう少しテクニックを抑えてもよかったがとにかく素晴らしかった。日本で俳優のついでに歌っている面々は、これを見たら恥ずかしくて歌えなくなるのではないか。