民謡クルセイダーズは名前くらいしか知らなかったが予告が魅力的だったので鑑賞。
民謡とラテン音楽を組み合わせるのはかなり特異な試みだと思ったが、1930-50年代では頻繁にその類のレコードが出されていたと知って驚いた。
確かにラテンアメリカでもアフリカでも、民族音楽から発展してヒップホップやロックが爆誕していることを考えると、日本の民謡も他の音楽とミックスされることで新たな転生の道が開けるだろう。
一方、民謡自体の日本における伝承ルートも非常に興味深かった。
全国各地に点在している「おけさ節」は、天草のハイヤ節が北前船で伝わったものとのこと。
昆布だけでなく、音楽までも全国に伝えてくれたとは、北前船の功績はあまりに偉大である。
そのハイヤ節も、山での農作業の掛け声的に生まれた唄と海のリズムが融合したものであるという解説に痺れた。
小学生の頃、民謡の踊りを習うときに全く身が入っていなかったことを後悔した。
いつか民謡クルセイダーズのライブで民謡に乗って踊ってみたい。
