このレビューはネタバレを含みます
ニューシネマパラダイスの完全版、ジャスティス・リーグのスナイダー・カットに並ぶ、劇場版よりも素晴らしい別バージョンの誕生です。
オリジナル版からロボット、アポロの死の前のおふざけのシーン、ロシア側のドラゴの取り巻き達のシーン諸々、(ロボットが近くにいるので)ロッキーの息子とのやりとりが主にカットされてる様です。
代わりにアポロのファイターとしての闘志と過ぎ去りし栄光への渇望、ロッキーとエイドリアンの関係がより深掘りされていました。
これによってロッキーとアポロの友情とドラゴとの闘いにストーリーに集中して観れるようになりました。
今バージョンの鑑賞して帰宅後、すぐに久しぶりにオリジナル版も観てみましたが、ロボットのシーンは意味を感じず、アポロの熱い語りを遮ってさえいるので、これをカットしたのは本当によかった。
アポロVSドラゴ戦、ジェームズ・ブラウンの歌唱に合わせたアポロ登場シーン。オリジナルはロッキーもポーリーもかなり気の抜けてふざけている印象を与えますが、今バージョンではそれが削られ、エイドリアンやアポロの妻の不安そうな表情が強調され、緊張感が増しています。
これは作って正解だと思います。
ロッキーは1,2,3が飛び抜けて素晴らしいと思っていましたが、それにかなり近づいたと思います。
