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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IVのpenのネタバレレビュー・内容・結末

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

アポロ、エイドリアンへの愛情が増し、ドラゴを一人のファイターとして捉えようとする編集に変わっていたような気がした。

以下は『ロッキー4』見直した上での『ロッキーVSドラゴ』との違い(気付いた分だけ。誤りもあるかも)

・前者は『ロッキー3』ラストのアポロとロッキーとの対決直後の夜から始まる。ポーリーの誕生会でお世話ロボットも登場。
後者は『ロッキー3』で敗北し挫折したロッキーの姿、そこに現れるアポロ、協力してのトレーニングから勝利するまでのダイジェストが描かれ、アポロがプールで来日したソ連側の会見を見ているところからスタート。ドラゴ達がアメリカの空港に降り立つ場面は前者にあるが後者でカット。

・前者にあるロボット関係のシーンは全カット。

・ドラゴの公開トレーニング場面。前者は記者側からドーピングの疑いに関する質問があるが、後者では確かカット。

・後者でアポロがロッキーの家の外で二人だけで話し、アポロがソ連側のやり口はプロパガンダだと話す場面が追加。その後少し時間が経ってからアポロが再びロッキーの家を訪れ、戦いたい旨を話す。反対するエイドリアンを追いかけてキッチンで話すロッキー。その後ロッキーとポアロが自分たちの試合の映像を見ている場面へ移る。
オリジナル版はアポロがロッキーの家を訪れてから二人が試合の映像を見る場面に繋がるので、時系列が少し変わってる?

・前者はブリジット・ニールセンが中心になってドラゴの代わりに話すが、後者はニコライが中心になって話す。

・前者にある試合前の控室でアポロとロッキーの会話が後者ではカット。すぐに試合の入場シーンに入る。ただ前者でアポロがロッキーに真剣に語りかける場面は後者で後にフラッシュバックとして使用。

・前者にあるアポロの妻とルドミラ、ニコライの会話がカット。

・ジェームズ・ブラウンのライブシーン、前者はライブを中心に見せているが、後者は独りリングに立つドラゴの心情が強調された印象。

・アポロの葬儀直後にエイドリアンとロッキーの会話が後者で追加。その後ボクシング協会でロッキーが協会の面々に試合を反対される場面も追加。前者は葬儀後に会話は無く、すぐにドラゴとの会見。

・No easy way outをBGMにした運転シーン。細かく色々変えてると思うが、前者はカラー映像。後者はモノクロなのが明確。

・ロシアへの旅立ち前。ロッキーが息子と話した後に前者ではすぐに家の外に出ているが、後者ではエイドリアンと会話してから家を出る。

・ロッキーとドラゴのトレーニング対比。多分使ってる映像は細かく変えてると思う。ロッキーがドラゴの写真を握り潰すのはカットのはず。ドラゴに注射する映像は1回のみで注射へのクローズアップはカット。

・試合前にトイレで祈るロッキーの場面、後者ではここでアポロの語りが挿入。

・ロッキーの息子が友達と家で試合をテレビで見る様子は全カット(ロボが映ってるからだろうか)。

・試合中の映像は多分細かく変えてる。
最終ラウンドでドラゴがロッキーに話す言葉が変わってる(ドラゴを一人の人間にしている)。

・試合後のロッキーの演説は前者は非常に力強い感じで話すが、後者は訥々と語る。「私も変わった、皆さんも変わった、誰でもかわれるのです!」→「俺だって変われるんだから、あなた達だって変われる」だったか

・演説後、前者では書記長がロッキーの演説を聞いて立ち上がって拍手し、それにつられて他の面々も拍手。後者は書記長他が黙って去っていく。

・前者は演説後に中継を見ている息子にメッセージを送り、万雷の拍手の中でロッキーの顔アップでエンディング。後者は息子へのメッセージはカット。リング上にずっといたドラゴと少し無言で目線を交わしてからリングを降り、去っていく背中を映してエンディング(ロッキー1作目の没EDのリフレイン?)
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