のび太たちが、誰でもパーフェクトになれるユートピアへ行く話。テレビで放送されていたので鑑賞。子供向け作品だけどしっかり書いていくぞー!
以下全てネタバレ。
開始早々これは洗脳だなと分かりきってしまうので、あとはこの洗脳をどう解いていくかが話の肝になるのだけど、脚本が『コンフィデンスマンJP』の古沢良太と言うこともあって二転三転を期待してしまったのが良くなかった。
そして洗脳の方法もあくまで光の力の影響であって、カリスマ的存在がいたり、言葉で操るわけではないため魅力を感じられず、ハマりきれなかった。
あとはのび太とドラえもん以外の主要キャラが洗脳されているせいで他キャラの活躍が少ないこと、そしてひみつ道具がほとんど出てこないことであんまり楽しめなかった。
そして黒幕の出番が少なすぎるのと、ほとんど戦闘することなくしれっと逮捕されるのも拍子抜け。
ラストのソーニャのお涙頂戴シーンも結局はロボットなので一切泣けず…。その後もベイマックスで見たことあるような展開だったなぁと。
パーフェクトである必要なんかない!というメッセージがわかりやすい分、最後の最後でテストを見られて怒られるという綺麗事で終わらないのは好きだった。
あとは上への権力に抗ってみんながバッジを投げ捨てるシーンは『真昼の決闘』っぽくて良かった。