リョウ

ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インドのリョウのレビュー・感想・評価

2.3
「オブラディオブラダ」は私にとって想い出深い1曲だ。
何故なら小学校4年か5年の時に新しく入ってきた若いキレイな音楽の先生の課題曲がまさにオブラディオブラダだったからだ。
そして私は永遠に忘れないだろう、この先生が私にくれた彼女チョイスのビートルズベストのカセットテープを。。。
そんな私だから当然「ホワイトアルバム」は大好きなアルバムの1つである。
いったいあの名作はどのように生まれたのだろうか?
いったいビートルズはインドで何を見つけたのだろうか??
その秘密が今ついに明かされ。。。
ない!!
ハッキリ言ってこの映画はビートルズに関するドキュメンタリーではないだろう。
完全にこの監督による個人的な回想録。
「実は俺、30年前にインドに瞑想しにいった時にビートルズに会ってるんだよね~。娘から指摘されるまで完全に忘れてたぜ、テヘ。
今から俺のビートルズと過ごしたインドでのエピソードを語ってやるから耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ。」
というお話。
確かに所々ビートルズの名曲の誕生秘話が含まれてるけどマジで表面をそっと触る程度のもの。
俺はこの映画の中でビートルズに浸りたいんだ~!と思って観に行くと完全にビートルズ詐欺に引っ掛かってしまうので要注意を。
それでもオブラディオブラダ誕生のエピソードをちょろっと聞けたのはお得ものだった。
そしてこの監督、自分の自慢話を映画化するだけのことはあるラッキー野郎だ。
何とそこにはビートルズ以外にもビーチボーイズのメンバーやミアフォローまで同席していたという。
しかも彼らはこの若いミスターノーバディーの監督を温かく迎え入れたのだからもう羨ましすぎたろ!
ドキュメンタリーとしては映画というような大それたものではなくテレビのスペシャル番組位の規模の映画。
上映時間もかなり短いので退屈しないでは観れるかな。
しかしこの映画、せっかくヒューマントラスト渋谷の大音量オデッサスクリーンで観たのにその必要は皆無だったな。。。
リョウ

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