Teijiji

ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インドのTeijijiのレビュー・感想・評価

3.6
ビートルズの面々がインドで超越瞑想を体験し、
音楽の制作やライフスタイルにその体験を取り入れるため、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの
主催するアシュラムに滞在した際、偶然居合わせたカナダ人青年ポール・サルツマンが持っていたペンタックスの1眼レフカメラに収めた彼等の写真をめぐるドキュメンタリー。

つまりビートルズのドキュメンタリーというよりサルツマン監督のドキュメンタリーの配分のが多い。

権利の関係からかサルツマン氏の撮った写真以外は当時の彼らの映像はほとんど使われず、よくワイドショーで裁判の記録の再現として使われるようなイラストみたいな絵でアシュラムでの生活が再現されているのがちょっとガッカリだったかな。
もちろん凄く良い写真ばかりで、色もピントもバッチリだし、記録としても写真表現としてもとても貴重なものだという事は重々承知の上ですが。

デヴィッド・リンチが超越瞑想を日々欠かさず行なっている事と、グル亡き後、彼のアシュラムは没落し、廃墟同然と化していた事は全然知らなかった。
今もインドにはいくつかのアシュラムが存在し、世界中から何かを学びくる来訪者が絶えないのに
ヤッパリカリスマの効力は1代限りなのかな。
Teijiji

Teijiji