GaPTooth

戦いの太鼓のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

戦いの太鼓(1951年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

( 」゚Д゚)」Excellent!!
カーニー砦を去る合衆国騎兵隊を尻目に、勝利宣言をする先住民スー族の酋長レッドクラウドの姿と焼き払われる砦。
そしてスー族との新条約が破られることなく存続することを願うジム・ブリッジャーの姿で終幕。

良くできた作品で面白かった(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

1868年。ワイオミング準州。
モンタナ鉱山へ通ずる道に砦を作りたい合衆国政府だが、そこはスー族の猟場なので砦を作り道を通すことは死活問題となる。
「協議」とは名ばかりで、これまで同様にスー族を押しやり後退させる目的だと一目瞭然。

そこで、合衆国と先住民の立場どちらも知る男ジム・ブリッジャーが騎兵隊大尉に雇われて「協議」に参加して意見を述べる。

結局、スー族の酋長レッドクラウドが「裏切られても平和を望む。しかし、戦いを挑まれれば応じる」と意思表示したため、砦は34日間で建てられてフェッターマン大尉が常駐することとなった...が、大尉の命令に従わないロブ・ダンシー中尉のせいで、先住民との戦いに備えなければならない事態となってしまう。

その上、事態を軽く見て砦の外に出てしまいスー族に狙われ追いかけられているジュリーを助けようとしたジムは、事もあろうにレッドクラウドの息子ローンエルクを殺害してしまう。

はい!スー族との戦いは避けられなくなっちゃった(y゚ロ゚)y
「死の歌」を歌いヤル気満々のスー族。
スー族 vs 騎兵隊
弓矢や槍や斧 vs 最新式銃の一斉射撃
戦いは騎兵隊の勝利だが、新条約により砦は放棄、騎兵隊は撤退を余儀なくされた。
 
先住民vs合衆国政府の構図が根底にある。
チヴィントン牧師率いる「義勇団」がシャイアン族を蹂躙虐殺した過去を提示。
ジム・ブリッジャーの妻がシャイアン族酋長ブラックケトルの娘ナンタであり、当時「義勇団」の一員であったロブ・ダンシー中尉によって刺し殺されたという事実が判明するなど、ジムの立ち位置やロブとの確執の原因など、丁寧に描かれている。
本当に良くできている作品(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
面白かったヾ(≧∀≦*)ノ〃
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