マイノリティなセクシャリティを持っている方達が1番辛いのは、その事を「人と違う」「おかしい」と言われ、多数派の考えを押し付けられる事だと思った。
結婚して子供を産んで幸せな家庭をつくるというのが皆の願いだと植え付けられ錯覚するのは、
他の人にとってはとても生きづらい世界をつくってしまっているな。
そういう生きづらい世界で生きていくには逃げるしかない。でも自分の生きやすい世界に逃げてもいいじゃないか と思わせてくれるような映画だった。
世間一般の幸せの定義に翻弄されて、こうあるべき、こうでなければ となるのではなく、「これが私」と胸を張って、言えればいいんだな。
生き方は多様でどう生きようがそれは自分の問題なのだから。
最後走り出したかすみは、胸を張って逃げているように見えて とても生きやすそうだった。
