このレビューはネタバレを含みます
アセクシャルの女性の物語。
悪気なく、恋愛や結婚をうながす社会や家族に対して、反発的な行為をせずに、共存につとめている主人公。
思い切って行動するも途中でやめてしまうことも。
別に誰かを傷つけたいわけでもなく、ただそこに何にも干渉されず、存在したいだけ。
ラストは、同じ仲間がいるんだと知れて、喜びながら走っていく。
ドライブ・マイ・カーでの三浦透子とまた違う、ジェンダーレスな雰囲気がでている。
セクシャルマイノリティの映画というより、価値観の押し付けに悩む人びとにささりやすい作品だと思う。