話題続きのメ〜テレ60周年映画、「ケイコ 目を澄ませて」「よだかの片想い」「LOVE LIFE」「わたし達はおとな」に続く作品として…、いやその前からメ〜テレ製作（「寝ても覚めても」「愛がなんだ」「his」）には信頼感があったので、本作も迷わず劇場へ。
「ドライブ・マイ・カー」で大躍進の三浦透子の単独主演初作品というのにもそそられた。
物語としては、『他人に対して性的興味や恋愛感情を抱かない』30才女性の日常の中で向き合う“自分とは何なのか？”“幸せの形とは？”というメ〜テレらしく攻めたテーマで面白かったです。
親友役の（元AKB）前田敦子、妹役の（元乃木坂）伊藤万理華の演技もとてもキレよく、映画のテーマ同様（〇〇）のように“分別する／枠にはめる”事への違和感（やるせなさ）が良く表現されてました。
そして、アセクシャル／アロマンティックと一括りには出来ない…蘇畑佳純個人の日常・想いを三浦透子が見事に演じきってました。
最後に（友情出演で）ちょこっと出てくる北村匠海くんとのやり取りが清々しく、その後に続く主題歌:羊文学（塩塚モエカ）提供で三浦が歌唱する「♪風になれ」とともに、エモいエンディングでした。
