ひろゆき

そばかすのひろゆきのレビュー・感想・評価

そばかす(2022年製作の映画)
3.0
銀幕短評(#672)

「そばかす」
2022年、日本。1時間44分。

総合評価 60点。

重い筆を取りますよ。つまり、なんでもかんでも つまらん映画だからといって安易に番外編に流すのもよくないから。感想文を書く練習を徐々にします。

この映画のラストシーンはなかなかいいですね。もう700本も観ていると、映画のしめくくりがどうなるか、だいたい当てられるようになりますね。がっかりのカットで終わられたら、がっかりしますよ。どんなにすてきな映画でも大がっかりです。

この作品は平均3.9点もあるので楽しみにしていましたが、ふたを開けると 起伏のない 主張のない 平板な つまらない 書き割りのような 学びのない 取るに足りない映画ですね。主演の三浦さんは「ドライブ・マイ・カー」の運転手役ですね。あの映画の芝居のほうがよほどいいなあ。前田あっちゃんは好きですね、「もらとりあむタマ子」がなかなか秀作ですよ。

恋愛をするひと、異性に恋をするひと、性欲を感じるひとびと。これはたいていの世界でマジョリティ(多数派)ですね。でも異性に執着しない、性に興味がないひともいるでしょう、わたしの周りにはいないけど。マイノリティ(少数派)は、つねにマジョリティから迫害や差別を受けますね、残念なことに。このあたりの差別の発生システムについてはどこかで書きましたが、ちょっと思い出せないので思い出さないことにします。

異質を排除するのでは毛頭なく、安易に多様性と符牒化し迎合するのでもなく、みずからを大切におもうこころもちや 他者を受け容れる度量、そういうところを重視すべきなのは当たり前ですね。家族だから、友人だから、といって、じぶんのモノサシをぶしつけに相手にあてがうのは暴力ですね。大きなお世話ですよ。ほんとうに相手を思うのであれば、じぶんの仮想世界からいったん離れて、かれ彼女の小さな声にしずかに耳を傾ける必要がありますね。人間、一度すれちがうと、なかなか難しい方向にはなしが進展するので 要注意です。簡単にいうと、ボタンをかけ違えるなということですね。基本スタンスは、ひとのやることに不注意に口出し手出ししない、ということだ。もううまく書けないのでこれ以上書きません。感想文書くのはむずかしいです、これからもっと練習します。

ひとつ気になるのは、男尊女卑的なシーンが 終盤に一か所あることですね。ああいうのは 映画であってもやめてほしいな。演出の意図があるとしてもやめてほしいな。


(差別の映画、思い出しました)
ひろゆき

ひろゆき