このレビューはネタバレを含みます
恋愛感情が湧かないけれど、人に執着はしてしまう。
でも形がないと人を繋ぎ止めるのは難しくて
男の子とも女の子ともうまくいかないソバタの寂しさが伝わってきて苦しかった
特にラーメン屋の男の子とのシーン。どちらも悪くない、でもお互いの普通が乖離していて分かり合えない様子が、なんとも言えない気持ちになった
誰も愛せないということは誰でも愛せる可能性があるということだから、男の子でも、女の子でも、自分がいたいと思える人と一緒に居たい。シンプルな考え方だけど、伝わらないもどかしさ。
本当はそんなものでいいのに。そんな風に生きられたら良いのにと思った。
と、同時にそんな風には生きられないよな。とも思ってしまうし難しいな。