terusuk

シング・フォー・ミー、ライルのterusukのレビュー・感想・評価

3.8
多様性への理解促進ムービーの側面を持たせている。
それを白人とその他の有色人種にすると所謂、「白人の救世主」スタイルになってしまうけど、これをワニにしてしまうことで逃れている作品。

この奇跡のワニの造形が可愛い。
まず、もじもじしている。
ワニが二足歩行しちゃってるし、シャイで人前では無理だけど、歌がうまい。
そしてペラペラ喋らない。
歌だけに特化してる。

一方、ワニのライルと出会った家族は3人とも日常が居心地悪い。
義母の継母は息子のジョシュに過保護気味に関わってきてて意識高い系の傾向あり。
息子のジョシュは転校したばかりで馴染めてない。
パパは、職場である学校が荒れてて授業がうまくいってない。

そこに歌うワニのライルが溶け込んでくる。

キャラデザイン以外は王道的な家族復興もの。
癒される。
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