育児に疲れた女性が狂気に走るお話
20分ぐらいのゴア短編映画。
個人的にかなり期待していた映画だったんですが、期待値を超えて全力でぶん殴ってくるような映画で本当に面白かった！
冒頭からとにかく狂ってる。血と一緒に赤ちゃんが出てくる瞬間にタイトルロゴを表示する演出で「こういう映画だ」と提示し、以降はずっと狂気の展開が続いていく。
日本で作られたSOV映画という評価もまさにその通りで...ビデオカメラで撮影するある場面は80年代のSOVゴア映画の匂いを感じられた！まさに『Green elephant carf』辺りの雰囲気じゃん！！
SOVの雰囲気がある場面は少ないんだけど、それ以外の部分も凄い！まさにサイケデリック！
赤ちゃんの泣き声が永遠と止まらなくて気が狂う前半の部分も、まさにサイケデリックな映像とかなり合っていたし...後半の狂いはもう凄い！！
凄惨なゴアと対比するように明るい音楽を流す演出は『県警対組織暴力』という映画が最高潮だと思っていたけど、本作はそれに匹敵するぐらいに演出の使い方が良かった！！！本当に凄かった！！！
章毎のタイトルの出し方も素晴らしい。1カット毎も素晴らしい。綺麗なカットもあれば狂いなカットもあり、それぞれが印象深い。特にイシヅカユウさんがナイフで迫ってくる場面のショットは本当に良い。
20分間とは思えない程の満足感でした！！！この監督コンビのこれからの作品にも期待！！面白かった！！
