批評家週間にて
これめちゃくちゃよかった
ヴィルジニーエフィラの静かやけど繊細な演技も、ブノワマジメルの少しちゃめっけを残した哀しみの顔も、両親を失った子(カラックスの娘さん)の抑制の効いた感情も、
全部がパリに戻っていった
テロの生存者として記憶がないのが幸せなのか、記憶を取り戻すことが良いことなのか、
色んな被害者の立場から描かれたパリの物語
それぞれの哀しみとか罪悪感とか言葉にできない感情とか、それは答えがないようなものやけど、前に進むためにもがく人たちは、こんな言い方変やけどすごくかっこよかった
ヴィルジニーエフィラの革ジャンにバイク姿も様になってるのよねー
どちらかというといつも女性らしい健康な肉体美とか、コメディのうまさとか、そう言うのも良かったけど、ベネデッタといいこの映画といい、めちゃくちゃ良い女優さんだな
ブノワマジメルはもう私の大好きが揺るがないな
どの作品でも自分の役柄に忠実、
それでいて魅力的な役になるの
カラックスの娘さんも、一緒にいてくれた外国人労働者の彼も、みんなみんなすごく良かった
手を握っていてくれて、ありがとう