ハントのサム太郎のレビュー・感想・評価

去年の夏からずっと楽しみにしていたハント、ようやく！ 史実ベースの複雑なポリティカルサスペンスに韓国映画お得意のカーチェイスやダイナミックな銃撃戦や肉弾戦が乗っかってとんでもないことに。2023年に取っ組み合いながら階段を3階分くらい転がり落ちるイジョンジェとチョンウソンが見れるのってあまりにも感動的すぎる 場所を移動しながら進む物語のロケ地はコロナ禍の影響もあってほぼ韓国国内で撮影されたそうで、あの東京もなんと釜山らしい。暴力は何も解決しない、暴力で切り拓いた未来には何もないと言いながら、てかそう言いたいためにか、マジでありとあらゆる方向から暴力が襲いかかってくる 自分が振るう暴力、自分に振るわれる暴力、他人の暴力を見逃す暴力も全部描く。権力の暴走へのNOを映像だけで示すのではなくしっかりセリフとして直接的に組み込んできていることに製作陣の思いを感じてグッとくる アシュラとシンセゲのメンバーがだいたい揃ってるのはちょっと笑いました。