10代の妊娠をその父親側(10代の男の子側)から描いた話、それぞれの家族の決断の物語。
ポール・ダノが10代の学生マットを演じる。彼はわりと良い子で仲良しの女の子フランチェスカもいる。が、友達のつもりの彼女を妊娠させてしまう。
10代の二人がどうするかはもちろん、両者の家族とともに最良の方法を見つけ出そうとするドラマ。
正解がないことだとは思うが、それぞれがぶつかりながらもベストな道を導き出すのが好感が持てる。
あのあとはそりゃ苦労もするだろうが、皆それを承知で向き合っていこうとする。
フランチェスカ側とマット側の両親の態度が対照的だが、どちらの言い分も理解できるし、最悪の方法は回避しようとしているから良いんだよね。
ここまで理解を示す大人が果たしてどれくらいいるのか。他の映画では大人に言えずに1人で決断してしまうことも描かれていたりする。
悲劇的なことはなく、この状況にしてはポジティブで温かい話にまとまっていた。