この手のテーマの作品は観るとごっそり元気を持っていかれるのであまり気が進まないんやけど、見て良かったです。
なぜ元気を持って行かれるかというと再現シーンがやっぱり辛いし、その後人生をどれだけ台無しにされたかと思うとどうにもやるせなくなる。
これが似たような体験をした人だったらますます見てられないんやろうけど、この作品は直接何がどうやって起きたかの映像はない。
それでいていかにワインスタインが卑劣な人間で被害者が立ち上がり名前を出し声を上げることにどれだけ怯えているのか、または諦めているのかがすごくよく描写されている。
その中でも実名を出し声を上げることを選んだ女性たちの勇気と決意もしっかりと描かれている。
2人のレポーターもジョディはしっかり被害者に寄り添い、ミーガンは本人たちのために怒り他方面からアプローチし着々と詰めていく姿が頼もしかった。
