ぴろぴろ

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのぴろぴろのレビュー・感想・評価

4.0

ハリウッドの絶対権力者による長期にわたる性的暴行を告発した記者たちによる回顧録。  
真実を追い求める記者たちの執念は、これまで映画化された『スポットライト 世紀のスクープ』や『ペンタゴン・ペーパーズ最高機密文書』などでも描かれて来たが、今作も見応えがあった。
妨害行為をするという事は記事にされたら困るから、イコールやましくて良くない事だという自覚はあるわけだ。  権力やお金にモノを言わせて人を自由自在に好きな様に出来ると勘違いしている映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン。  この人の顔がもう、悪の権化にしか見えない。 
被害者の勇気には頭が下がる。
ミーガン・トゥーイー役のキャリー・マリガン、ジョディ・カンター役のゾーイ・カザンをはじめキャストの演技、表情は大変素晴らしかった。  この事実がたとえ氷山の一角であったとしても、映画界の闇が映画で描かれた事は評価に値すると思うが、アカデミー賞にノミネートされなかった事には疑問に感じている。
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