mao

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのmaoのレビュー・感想・評価

4.2
2017年にタイムズ紙が報じた、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ、暴行事件。そこから国を超えて被害の声が上がり、MeToo運動を世界中で巻き起こすきっかけとなった1つの記事の実話。

この問題や運動が起こった事は知っていけど、ここまで被害が大きく尽力した人達がいたとは知らなかった。事実として知っておいて損はないと思う。
声を上げた被害者、それを世間に公表するために動いた新聞社、この映画の製作に携わった俳優や配給、数多くの人達によりこの映画が今作られた意義を感じる。数年増えてきてはいるけどね。
あと主演のキャリー・マリガンとゾーイ・カザンの二人が等身大の女性として描かれてるのも凄く良かった。原作の小説もそのような描かれ方だったのかな?プロミシング・ヤング・ウーマンに続き、キャリー・マリガンの説得力惚れる。あと調べて知ったのがゾーイの方が年上で39歳ってまじ?笑

映画の中の台詞で、自分の子供たちが虐待やいじめに対して黙っているのが当たり前の世の中にしてはいけない、って本当にその通りで今未来を変えるきっかけを作っているっていう自覚が格好良かった。
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