ダビンチ

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのダビンチのレビュー・感想・評価

4.2
どれだけの女性が痛み、苦しみ、耐えてきたか。
口を閉ざされ諦めてきたか。
2人の女性記者の信念と、告発することを決めた被害者の方々の覚悟と勇気に圧倒される。
実話を映画化しているのだけれど、わずか5年前のことを映画にしてしまうそのスピード、そして実名を使う覚悟と強さが凄すぎる。
日本でもこういう作品はあったりするけどここまではできない。
被害者が声をあげることの難しさ、これが加害者だけの問題ではなく社会の構造にも問題があるなど、色々なことが生々しく描かれており胸が苦しくなる。
1人の記者として、女性として、母として強く生きる2人を演じたキャリー・マリガンとゾーイ・カザンの好演が素晴らしい。
みんなで最終チェックするシーン良かった。
ダビンチ

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